オンライン進路相談室回答集

質問一覧
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社会人でも一般入試を受験できますか? 働きながら勉強はできる?
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鍼灸師の就職状況は…

息子の進路の件でご相談します。
鍼灸マッサ-ジにとても興味を持ったようなのですが、私は就職があるのかな~と心配になります。
開業以外に病院勤務もできるとの事ですが、実際に病院で働く鍼灸師を見た事が無く、スポ-ツトレ-ナ-にもなれるなどと、夢のような話をしています。
将来の展望についてはどのようなものでしょうか? よろしくお願いいたします。

現在、東洋医学系国家資格としては、ご存知のように、鍼灸師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師の3種類あり、鍼灸師と柔道整復師においては、平成10年頃より、新設校が激増したため、今後有資格者が急増します。
あん摩マッサージ指圧師に関しては、新設校の認可がおりないため、年間2000名程度にキープされています。

就職に関しですが、マッサージ師は、有資格者が少ないため、それなりに求人はあります。柔道整復師も、現在、有資格者増加に伴い、新規開業の接骨院も増えている関係で求人はあります。但し、今後、廃業する接骨院も増加すると予想されますので、将来的な面で安泰とは言えないかもしれません。
マッサージ、柔道整復師に比べ、鍼灸での求人はそれほど多いとはいえません。見かけの求人があっても、実際は、鍼灸治療ではなく、マッサージ師の募集であったりするからです。この場合は、鍼灸の資格を持っていたとしても、残念ながら無免許となります。
また、勤務先も、個人事業から、零細、小企業の規模がほとんどで、一般的な大卒でのある程度の規模の会社への就職と異なり、条件面はまちまちです。
病院に勤務できる鍼灸師は希望者のごく一部です。スポーツトレーナーで関わることももちろん可能ですが、たとえば企業チームのトレーナーに携わったとしても、下限では、かなり低い報酬で引き受けているケースも少なくありません。もちろんこちらも、希望者全員がトレーナーになれるのではありません。
以上の各資格は、例えば、歯科医のように、どちらかというと独立開業型の資格です。
今後は、時代を象徴するかのように、勝ち組、負け組といったように二極化していくものと思われます。一部の勝ち組に入れば、それこそサラリーマンとは比較にならない程の名声と高収入を得られますが、負け組に入れば、アルバイト程度の収入しか得られません。

進学に対するアドバイスとしましては、差別化していくためにも鍼灸単科ではなく、せめて鍼灸+マッサージの両方の受験資格が得られる学校に進学されることをお勧めします。
これからの時代は、個々がどのように生き抜いていくかを問われるまさにサバイバル時代です。
しかし、いかなる道を選んでも、困難は必ずあります。どうせ困難に遭遇するなら、自分にあった進路、自分の好きな進路のほうが、苦しみがいがあるものです。
資格の一人歩きは期待できませんが、資格がなければ、東洋医学の施術も公にはできません。こうした現実的な視点も加味し、適性、興味も考慮に入れ、お考えなさってはいかがでしょうか。